About Us


概要 ―北極研究の推進のために―
北極域データアーカイブ (ADS: Arctic Data archive System) は、北極域に特化したデータセンター基盤として、国立極地研究所に設立されました。ADSでは、北極域において遂行された観測や実験からもたらされた多種多様なデータを収集しております。これら集められたデータの利用を促進するべく、収集したデータをデータベース化し、ADSによって開発されたアプリケーションを通じて公開しております。ADSのデータサービスは、分野を横断して研究データを流通させ、研究者の連携が促進されることを期待されています。
収集対象のデータ
GRENE北極気候変動研究事業で得られた観測データ、サンプルの分析データ
・上記以外の日本のプロジェクトで取得された北極域の現場観測データ、分析データ
・レーダー観測および衛星観測によるリモートセンシングデータ
・観測データを基に作成された再解析データ(二次的プロダクト)
・数値モデル・シミュレーションによる計算結果
※一部はメタデータの登録のみで、データ本体が格納されている外部へリンクします
ADS Webアプリケーション
・研究データ登録システムAMS
・メタデータ検索サービスKIWA
・オンライン可視化アプリケーションVISION
・準リアルタイム極域環境監視モニターVISHOP
※上記Webアプリケーションサービスの利用推奨ブラウザはChromeです。それ以外のブラウザでは、一部の機能が正しく動かない場合がございます。

利用条件
ADSデータポリシー
日本語版が正式バージョンです。英語版は、参考としてご覧ください。ADSデータポリシーは、データをダウンロード時の注意事項や、利用条件について記載されております。ADSから配布されているデータを利用した発表や出版を行う際には、ADSデータポリシーおよびデータ自体に付随する利用条件に従わなければなりません。

ADSデータポリシー

ADS Data Policy
ArCS北極域研究推進プロジェクトにおけるデータの取り扱いについて
ArCS北極域研究推進プロジェクトに資金によって得られた観測データ・分析データは、プロジェクト外へのアクセス制限も設けています。詳細は、「北極域研究推進プロジェクト(ArCS)調査観測データ取り扱い要項」を参照してください。

ArCSデータ取扱要綱
観測終了後のデータ登録期日および公開期日(ArCS)
ここで示している時期は、データを取得してから公開されるまでの最長期間であり、短縮されることを奨励されています。
データレベル
データレベル 高 (Quality Controlled) 異常値にフラッグ立て、誤差評価
低 (Pre-Controlled) 基本的な物理量変換
調査・観測・研究終了後におけるデータの提出期限
データの種類 提出期限 備考
メタデータ 1ヶ月 1年を超える観測が行われる場合は、観測データ回収時期で区切って提出。
実データ 1年*
1ヶ月
*分析データ等で特に時間を必要とする場合は別途定める。
調査・観測・研究終了後におけるデータの公開猶予期限
データの種類 公開猶予期間(外部公開)
メタデータ 2ヶ月
データ 2年*
公開しない
*分析データ等で特に時間を必要とする場合は別途定める。
GRENE北極気候変動研究事業におけるデータの取扱いについて
GRENE北極気候変動研究事業の資金によって得られた観測データ・分析データは、プロジェクト外へのアクセス制限を設けています。詳細は、「 グリーン・ネットワーク・オブ・エクセレンス(GRENE)事業北極気候変動分野により得られた 調査観測データの取扱要項」を参照してください(右記、GRENEデータ取扱要綱)。

GRENEデータ取扱要綱
観測終了後のデータ登録期日および公開期日(GRENE)
ここで示している時期は、データを取得してから公開されるまでの最長期間であり、短縮されることを奨励されています。
(例)高品質レベルのデータを2年後に公開する予定を前倒しして、1年後に公開する。
データの種類 登録時期 限定公開 完全公開
メタデータ 1ヶ月 2ヶ月 2ヶ月
実データ 高品質もしくは中品質 1年 1年 1年
低品質 1ヶ月 2ヶ月 公開しない
解析データ 2年 2年 2年
データの品質カテゴリ
品質カテゴリ 高(Corrected) 異常データ値を埋め直し、誤差評価
中(Quality Controlled) 異常値にフラッグ立て
低(Pre-Controlled) 基本的な物理量変換

研究データ登録システムAMS
AMS: ADS Metadata registration System
研究データの登録はAMSから行えます。AMSはメタデータとデータセットをADSに登録するためのWebインターフェースです。AMSからメタデータテンプレートと登録マニュアルの入手が可能です。メタデータ記入済みのテンプレートと実データをAMSにアップロードすることで、AMSに登録されます。登録されたメタデータとデータセットは自動的にKIWAへ反映され、Web上に公開されます。メタデータの登録にはユーザーIDとパスワードを必要としております。IDを取得したい方はads-info@nipr.ac.jpまでご連絡ください。
ADSのメタデータ
ADSメタデータは、ISO19139を基本としつつ独自の拡張を加えた約500要素からなる内部スキーマを定義しています。このスキーマを用いることで地上観測網からモデル出力まで、多様なデータセットを表現することを可能としています。登録対象のデータセットがもつ情報の細かさによって、粒度の小さいものから大きいものまでそれぞれにあう形でのメタデータの登録を行っています。
他組織スキーマとの対応状況
・ISO19139:2007
・DIF
・IPY
・NIPR
・JCAR
上記形式によるメタデータの提供も可能です。

メタデータ検索システムKIWA
KIWA: Kewy service for InterWorking Arctic data
Key service for Interworking Arctic data (KIWA:極)は、ADSに登録されている多種多様なデータの検索・閲覧・ダウンロード機能を担うWebサービスです。InterworkingとはInteroperabilityと同義語で、日本語では相互運用性のあると訳されます。我々は、ADSが保有する様々なデータを他機関のデータセンターともInterworkingできるようなしくみを整えることを目標に開発を進めています。

オンライン可視化アプリケーションVISION
VISION
VISIONは、分野間でデータの利用を促進するため、誰でも直感的に操作可能なオンライン可視化アプリケーションです。定点観測によって得られた一次元データや、衛星観測およびモデル計算によって得られた二次元・三次元データを対象に、ブラウザ上のマウス操作のみで様々なデータ解析を行えます。多種多様なフォーマットで記録されたデータをプログラミングすることなく簡単に扱えることを目的に開発されています。
実装済みの機能
・データの自動読込
・グリッドデータの等高線図
・マウス操作による矩形選択と選択領域の拡大縮小
・カラーマップの変更
・指定ラインの断面プロット
・時系列グラフの出力
・散布図の出力
・テキストデータの出力
・バンド間の四則演算
・統計解析フィルター

準リアルタイム極域環境監視モニターVISHOP
VISHOP: VIsualization Service of Horizontal scale Observations at Polar region
VISHOPは、準リアルタイムで極域の衛星データをブラウザ上で表示する可視化サービスです。極域の状態を素早く配信できることを目的に開発されています。海氷や海水面温度、積雪深、雲の動きのように、多くの分野で参照される情報を自動的に可視化し、アニメーションによるダイナミックな動きを、Webサイトにアクセスするだけで参照可能です。研究者による作図工程を削減させることも目的としてます。

謝辞
北極域データアーカイブは、GRENE北極気候変動研究事業の一環として平成23年度より平成27年度まで進められた研究基盤です。2015年9月より北極域研究推進プロジェクト(ArCS)の一環として推進されております。GRENE北極気候変動研究事業およびArCSは、文部科学省の補助金により実施されています。データベースサーバ等のシステムは、国立極地研究所 北極観測センターで整備が進められています。

問い合わせ先
国立極地研究所 国際北極環境研究センター
  東京都立川市緑町10-3
北極域データアーカイブ データマネジメントチーム
ads-info@nipr.ac.jp