北極域データアーカイブについて

北極域は、地球温暖化による平均気温の上昇が最も大きく、地球上において気候変動による影響が最も顕著に表れると予測される地域のひとつです。この地域における変化は、大気・海洋循環や雪氷圏の変化などを通して、全球的な気候システムにも大きな影響をもたらす可能性があります。またこれらの気候変動に伴って、動植物を取り巻く生態系のみならず人間活動への影響も懸念されています。

北極域の気候を含めた環境変化の実態やその変化のメカニズムはいまだに解明されていない部分も多く、それらを明らかにするためには北極域における継続的な観測を実施すると共に統合的な研究を行う必要があります。国立極地研究所北極観測センターでは、データの相互利用を促進するために平成24年3月に北極域データアーカイブの運用を開始しました。

北極域データアーカイブは、大気、海洋、雪氷、陸域、生態に関する観測データと、モデルやシミュレーションの複数分野にまたがるデータの集積・公開を行い、利活用を推進し、日本の北極域のデータ公開の中心的な役割を担っていきます。

北極域データアーカイブは、GRENE北極気候変動研究事業の一環として平成23年度より平成27年度まで進められた研究基盤です。2015年9月より北極域研究推進プロジェクト(ArCS)の一環として推進されております。GRENE北極気候変動研究事業およびArCSは、文部科学省の補助金により実施されています。

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