① CTD/LADCP/採水観測： CTD/LADCP/採水キャスト、及びクリーン分析用海水の採水キャストを実施する。CTD/LADCP/採水キャストでは、窒素固定、基礎生産、硝酸塩取り込み速度、アンモニア取り込み速度、硝化速度、栄養塩、クロロフィル、DNA、RNA、全炭酸、微小動物プランクトン摂餌実験、珪質プランクトン群集解析などの試料採取を行う。クリーン分析用海水の採水キャストはベーリング海峡付近に設ける。 ② プランクトンネット観測： 4 連のノルパックネット及びクロージングネットによりプランクトンを採取する。 ③ 船上培養実験： 甲板上に培養水槽を展開し、植物プランクトンを培養することで、窒素固定、基礎生産、硝酸塩取り込み速度、アンモニア取り込み速度、硝化速度、PE カーブ等の計測やクリーン分析、微小動物プランクトン摂餌実験等に供する。 ④ 採泥・海底生物の採取： スミス&マッキンタイヤー採泥器を用いて、海底の泥や生物を採取する。 ⑤ 作業艇等による採氷： 作業艇で氷縁付近まで近づき、海氷を網や手で採取する。また「みらい」本船付近に海氷が漂流している場合、網などで採取する。 ⑥ セジメントトラップの回収・設置： 平成28 年に「みらい」により設置したバロー海底谷北側 NBC-16t (72° 28.32′ N, 155°24.51′ W, 水深 1995 m)、及びハンナ海底谷北側 NHC-16t (73° 18.17′ N, 160° 46.95′ W,　水深 425 m)のセジメントトラップを回収する。また、バロー海底谷北側 NBC-17t (72° 28.32′N, 155° 24.51′ W, 水深 1995 m)、及びハンナ海底谷北側 NHC-17t (73° 18.17′ N, 160°46.95′ W, 水深 425 m)にセジメントトラップを再設置する。